七つの水を求めて 天子七滝
昨年十二月に静岡県芝川町に存在する 『天子七滝(てんしのななだき)』 へ行ってきました。 ハイキング目的で行ってきたのですが、実は学生時代に一度訪れたことがあり、十何年振りに行くことになるきっかけが出来た為、良い機会だからもう一度挑戦してみようということで行ってきました。
この天子七滝は 『天子』 という名の地内に散らばって存在する 『清涼の滝』・『観音の滝』・『不動の滝』・『魚止の滝』・『瀬戸の滝』・『雫の滝』・『丸渕の滝』 の七つの滝を総称していいます。 そしてこの天子七滝には知る人ぞ知る伝説があり、散らばった七つの滝を全て巡り全ての滝の水に触れることが出来ると願いが叶うという伝説があるのです。 私はその伝説を求めて学生時代に一度挑戦したのです。
七つの滝の水を触れるぐらい大したことはないと思われるかもしれませんが…とんでもない! やはり願いが叶う伝説を求めることにそう簡単に一筋縄で行かせてはくれません。 まず 『天子』 の所在地が芝川町内の山奥で秘境を思わせるようなところであり、車で行くことは可能ですが困難な山道は避けられません。
車で行ける限界はスタート地点まで。 そこからは当然歩いて七つの滝を探さなければなりません。 昔はスタート地点には売店などが存在してちょっとした観光地だったのらしいですが、今はすっかり淋しくなり公衆トイレのみだけになっています。 その為に水分は予め用意するのは必須です。
スタート地点の駐車場には略図案内看板がありますが、あくまで略図案内なので当然現実とはかなり違ってきます。 実際散策すると後に七つの滝には其々看板が立っているので分かりますが、辿り着くまでに七つには含まれない似たような滝が幾つも点在するので、冒険者泣かせの景色になっています。 基本的には川沿いの山谷を探索する為に水辺は多く、滝を探すのは大変ですがマイナスイオンは直ぐに満タン補給出来ます。
探すのが大変なこの七つの滝の内、強いて言えば比較的六つは辿り着くと思われます。 なぜかというと、この天子七滝は殆どの挑戦者が六つで終わらせて帰ってしまうからです。 七つの内最も大変で困難で更には危険を伴う滝…それは 『魚止の滝』 です。 残り六つは比較的集中して点在しているのですが、この滝だけは往復二時間強を要するとてつもなく離れたところにあるのです。 しかも途中からは…『熊出没注意!』なんです。 これで天子七滝の屈指の難易度が解ると思います。
私が挑戦した今回は熊は結局出ませんでしたが、熊がいつどこから現れるのか滝に辿り着いて帰ってくるまでの間は正直怖かったです。 でも七つの滝を全て巡り全て滝の水に触れることが出来て完全制覇した時の達成感はとてつもない感激です!
冒険には危険は付物といいますが、この天子七滝もその一つといえるでしょう。 しかし、目の前に次々と立ちはだかる困難と危険を見事に突破し、七つを全て見付け出す冒険は本当に面白くて素晴らしい体験だと思います。 皆様も是非一度は挑戦し、七つの滝の水を触れ、天子七滝を完全制覇してみてください!
【二〇〇七年 十二月】
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コメント
とても素敵な紅葉の頃に行かれたのですね。
滝だけでなく、紅葉に心惹かれました。
熊に出会ったら・・・きっと死んだふりなんて出来ないですよね。
鈴とか音が出るものを持参すべきとは言いますが・・・
もしかして十津鹿さん、あらかじめ熊が出るとわかっていたらこのチャレンジはなかったかも・・・?
投稿: みっきにゃん | 2008年6月 9日 (月曜日) 22時34分